- 大学職員って実はブラックって本当?
- 大学職員の仕事ってどんなことするの?
- 残業や休日出勤はある?
大学職員と聞くと、学生相手でなんだか楽しそう!というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。
一方で、どんな仕事をしているか分かりにくいことから、もしかしてブラックな職場なのでは?と気になる方も多いかもしれませんね。
大学職員と言っても、部署によって仕事の内容や労働環境はさまざまです。
繁忙期もありますが、決まった業務をこなしたい人にとっては働きやすい職場だと言えますよ。
この記事では、大学職員の業務内容や労働環境、離職率などについて、現役大学職員である私自身の経験を踏まえて赤裸々にお伝えします。
大学職員への転職を考えている方、大学職員の業務実態が知りたい方は参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
大学を卒業後にゼネコン入社→デベロッパー→精密機械メーカーを経て、大学職員へ転職しました。
関東の私立大学で、研究支援・経理・補助金業務を担当して13年が経ちます。民間企業と比較しても大学職員の仕事は魅力的だと思っています(いろいろしんどいこともありますが)
私立大学職員の仕事内容や転職活動の実態についてお話ししますので、参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
大学職員って実はブラック?意外と黒い業務実態とは…
大学職員の業務内容は?
大学職員の仕事は、教員と学生の活動をサポートすることです。
具体的な業務内容としては、
- 教員の授業のサポート
- 学生の様々な手続きのサポート
- 学生の卒業までのサポート
- オープンキャンパス業務
- 入学試験の運営
- 行政への報告や申請業務
- 大学の施設管理
- 組織として維持するための財務や人事
学生が大学生活を円滑に過ごすためのサポートや、大学を組織として維持するための管理など、大学職員の業務内容は多岐に渡っていることが分かりますね。
入学試験料と授業料が収入の大半を占める私立大学では、オープンキャンパスを成功させて一人でも多くの志望者を集めることが求められます。
そのため、オープンキャンパス開催時には他部署の職員であっても駆り出され、全員出勤で対応します。
大学職員の労働環境について
私が現在勤務する国立大学の定時は8時30分〜17時15分です。
勤務時間の5分〜10分前に出勤し、定時で上がる人が多く、ワークライフバランスを重視する人には向いている職場環境と言えます。
例えば、学生課は入学・卒業シーズンの3、4月や、文化祭シーズンが繁忙期です。
また、入試課は入試時期である11月や1月〜3月、財務課は決算時期である3月〜5月が繁忙期となります。
私は教務系の部署に所属していますが、繁忙期の1月〜4月には月30時間〜40時間の残業が発生します。
これでも民間から比較すると少ない方ですが、残業がまったく無いという訳ではないことも覚えておいてください。
入試やオープンキャンパスで休日出勤もあり
大学という職場柄、土日祝日に入試やオープンキャンパスが開催され、関係のない部署の職員でも出勤することがあります。
ただ、基本的には年間のスケジュール通りに進むため、突発的な休日出勤は発生しないと思っていただいてかまいません。
また、休日出勤で残業が発生した場合は片付けまで含めた時間を申請できるのも嬉しいポイントです。
大学事務職員の離職率は高い?
一般的に大学職員は離職率が低いと言われています。
私が国立大学に転職した時の同期は20名ですが、現時点で退職したのは2名、3年離職率は10%程度と計算できます。
大学職員を辞めた元同僚に話を聞いてみると、「前例踏襲でつまらない」「教員の指示通り動くだけで面白くない」というのが主な退職理由でした。
たしかに、未だに紙の資料を大量に配るなど保守的な雰囲気があり、何か変えてみたいと思ってもなかなか腰が重くなるのが現実です。
仕事で成果を上げたい、自分の裁量で仕事を進めたいという人には物足りなく感じることも否めません。
大学職員の離職率は民間より低いものの、転職を検討するのであればこうした向き不向きがあることも知っておいてください。
大学職員になるなら「ブラックな職場環境の大学」に転職しないように注意…!
これから働く人も、すでに働いている人も、
大学職員になるならブラックな職場にまちがえて転職しないよう注意してください。
ひとくちに「大学職員として働いています」といっても、
↓以下のように2種類の人がいるのが現実なんです。
- ブラックな職場で搾取されている大学職員(年収300万円…)
- 高年収ホワイトでワークライフバランス良く働ける大学職員(未経験でも年収450万円スタートなど)
ホワイトなイメージのある大学職員ですが、
残念ながらブラック企業に近い職場環境になっているところも少なくありません。
特に、年収面ではブラック大学とホワイト大学でかなり格差が大きいですね。
- 人気大学(何もしなくても毎年たくさんの学生が殺到する大学)
- 定員割れ大学(どれだけ広告を出しても学生が集まらない大学)
↑この2つでは、そこで働く職員の待遇に差が出るのはしかたがないことなのかもしれません。
大学といっても学生が負担する学費で運営されている組織ですからね。
当然、自分が働く職場として狙うべきは上の1. 人気大学の求人です。
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人気大学の求人だから無理…であきらめるのはもったいなすぎ
「人気大学」ときくと、ライバルが多くて自分には難しいかも…と尻込みしてしまう人もおられるかもしれませんが、もったいないです。
別に学生として入るわけではありませんから、
これまでの学歴や職歴に自信がない人であっても採用される可能性は普通にありますよ。
私自身が地方のFラン大出身で、
民間企業での経験ほぼゼロでややコミュ障な人間ですが、
いわゆる有名私立大で職員として普通に働いてます。
大学職員になれるならとりあえずどこでも…はNG!
「とりあえず大学職員になれるなら、実際に働く職場はどこでもいいや…」
↑気持ちはめっちゃわかるんですが、
こういう感じで求人を探すのって絶対にやめた方が良いです。
私も過去にやってしまった失敗なんですが、大学職員になることはできたとしても、
実際にはブラック企業で働いているのと同じ…みたいな状態になってしまう可能性が高いです。
私も最初に未経験採用された大学が完全にブラック職場で、地獄のような目にあいました。
(本当に人生になんのプラスもないムダな時間でした…)
ブラック職場で働く大学職員って本当に生き地獄です。
学生対応やらオープンキャンパスなどのイベント準備やら、
どこからどこまでが給料の対象なのかよくわからない業務を山ほど押し付けられて、
疲弊している大学職員ってものすごく多いんです。
私も今はブラック大学から別の大学の職員に転職し、
なんとか年収も職場環境も改善することができたんですが、
「同じ大学職員でも、職場によって働く環境ってこんなに違うんだ…」と衝撃を受けましたね。
有名国立大の職員などは「そこで働けていること自体がステータス」だったりしますが、
(「東大で職員として働いてます」とか自己紹介できたらそれだけで婚活とか成功しそうですね…)
それでもお給料は多いに越したことはないですよ。
大学職員は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
これから大学職員を目指す人は、
どういう職場で働くか?にはしっかりこだわってください。
具体的には、転職活動のスタートの段階(求人を探す段階)で、
ブラックな大学職員の求人を選択肢から排除することが大切です。
↓大学職員の求人を探すなら、以下のような大学職員の求人がたくさん登録されている転職サイトで探すようにしましょう。
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大学職員の求人、というだけで飛びつくのは危険すぎる
大学職員の求人って人気なんで、
ほとんどの人は「大学職員の募集が出てる!」というだけで応募候補にして飛びついてしまいます。
↑普通に考えて、これめっちゃ危険ですよね…。
くりかえしになりますが、大学職員と言ってもブラックな求人はたくさんあります。
ブラックな求人に気づけるようになるためには、
いろんな大学職員の求人を見てみて、
自分の中で比較対象をたくさん持っておくことが大切だと思いますよ。
こういう意味でも、転職サイトはガシガシ活用した方が良いです。
転職サイトに無料登録して、希望条件(年収や勤務地・大学規模など)を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびにスマホに自動通知してもらえます。
「これだ!」と思える大学の求人が出てきたらブックマークしておきましょう。
日常的にこうやって求人情報をチェックするクセをつけておくと、
大学職員という職種の「平均年収や福利厚生の相場観」が自然とみにつきますし、
優良求人が出てきたときに見落としがなくなります。
(めっちゃいい求人出てる!って気づいて転職サイト見てみたらすでに募集終了…みたいなことってあるあるですよね。これめちゃくちゃもったいないです)
また、こうやっていろんな求人を見ていると、
「自分の職歴や学歴でも応募できる大学職員の求人って、意外に世の中にたくさんある」って気付けるのも大きいです。
これを知っておくと「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができるんですね。
いい意味で逃げ道(選択肢)を確保できるという感じです。
転職サイトは無料で、情報リサーチに便利なので活用しましょう。
特に、大学職員の求人を探している人は、
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