- 大学職員ってオワコン?
- 給料っていいのかな
- 大学職員になっても将来性はある?
大学職員は、「ノルマが無い」「学生相手で仕事が楽」「もうオワコン」という情報も見かけますが、実際のところどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
私も大学職員として6年ほど経験していますが、正直にいうと大学職員は大変な仕事です。
しかし、同時にやりがいのある仕事なので、大学職員がオワコンなのかは人によります。
この記事では、大学職員がオワコンなのか?仕事の実態を紹介します。
後半では、大学職員の将来性や市場価値を解説しているので、大学職員になりたい方はぜひ最後まで読んでくださいね、
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大学職員はオワコン?2023年現在のリアルな仕事の実態
大学職員のリアルな仕事の実態を5つ紹介します。
- ノルマは基本的にない
- 学生相手なので仕事は楽じゃない
- 繁忙期が忙しく残業もある
- 給料事情や福利厚生は大学による
- 大変だがやりがいはある
ノルマは基本的にない
大学職員の業務は入試から会計まで多岐に渡りますが、基本的にノルマはありません。
しかし、入試・式典行事の準備、国や県への書類提出など、タイトなスケジュールになることが多々あります。
ノルマはないので焦りなどはあまりない仕事ですが、やるべきことがたくさんあるので、計画的に仕事ができる人は重宝されるでしょう。
学生相手なので仕事は楽じゃない
多様な学生のニーズに応える必要があり、想定外のことが起きるため、大学職員は楽では無い部分が多いです。
- 書類提出の締切日になっても学生からの連絡がない
- 進路が決まらない学生からの相談
など、さまざまな学生とコミュニケーションを取らなければいけません。
学生の人生を決める大事な相談をされることもあるので、神経を使う場面も多いでしょう。
いっぽうで、卒業時には学生に感謝の言葉を言われることも多く、やりがいが感じられる仕事でもあります。
繁忙期が忙しく残業もある
大学職員にも繁忙期があり、残業もあります。
どの大学も同じようなスケジュールで進行していますので、入試・式典・年度末業務がある1月〜4月は忙しくなることがほとんどです。
ちなみに当時の私の残業時間は1日2〜3時間でした。
学生対応の部署は、窓口への訪問者が多いと対応が終わるまで仕事が終わらず、繁忙期に関係なく残業する場合があります。
給料事情や福利厚生は大学による
大学職員の給料は皆さんも気になる点ですよね。
私立大学と国立大学を経験した私は、
↓大学職員の給料は以下の4つの組み合わせで大きく上下すると考えています。
- 都心or地方
- 有名or無名
- 大規模or小規模
- 私立or国立
たとえば、都心にある有名な大規模な大学は給料が高く、地方にある無名の大学は低い傾向にあります。
大学の知名度や、偏差値によって大学職員の年収は変わるようです。
ちなみに、私の経験した2つの大学ではこのような年収でした。
地方の無名な中規模私立大学の年収
地方の私立大学に勤めていた当時の私は、25歳で年収は370万円でした。
日本全体の平均年収433万(参考:総務省 家計調査)には届かず、給料もほとんど上がっていきませんでした。
私立大学は学費が収入の7割を占めているため、受験者数が減少したり、定員割れを起こすと年収への影響が大きくなります。
私が勤務していた期間は、毎年少しづつボーナスが下がったためこのような結果でした。
関東の有名な大規模国立大学の年収
30歳になり関東の有名な国立大学に転職したのですが、
年収は500万円に大幅アップしました。
国立大学は公務員の給与に準じている大学が多いため、給料は安定しています。
現職の大学は給料に加えて手当もあるため、転職して約100万円年収を上げることができました。
(“独立行政法人、国立大学法人等及び特殊法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準(令和2年度):文部科学省”)によると、国立大学の平均給与は584万円であり、今後も年功序列で年収が上がっていくと考えられます。
40代では600〜700万、50代で役職付きだと800〜900万になり、一般的な事務職に比べると高めの給与ですね。
ちなみに、都心にある超有名な大規模私立大学では、30代で600〜700万、40代で800万〜と国立大学よりも100〜200万円ほど高い傾向にあります。
大変だがやりがいはある
大学職員の仕事はやることが多く大変ですが、やりがいがある仕事です。
私自身、前職の私立大学では職員が少なく、様々な業務に裁量を任され、乗り切ることができたことに大きなやりがいを感じていました。
ただし、責任のある業務と給与とのバランスも重要なので、これから大学職員に転職する方には納得のいく転職にしていただきたいです。
また、大学はアナログな業務が多く、改善できることもたくさんあります。
規模の大きい大学は裁量権こそ少ないものの、自身の業務を効率化したり小さな改善を行うことはできます。
地味なイメージのある事務職ですが、その積み重ねが後々大きな変化となり、やりがいや自信になるでしょう。
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大学職員の将来性や市場価値は?
ここからは大学職員の将来性や市場価値を3つ紹介します。
- 将来的になくなる仕事ではない
- スキルをつければ他業種にも転職できる
- 転職するときは大学のポテンシャルで考える
1. 将来的に無くなる仕事ではない
少子化が深刻な社会問題となっており、
令和4年はついに出生者数が80万人を切ったことで大きな話題となりました。
将来的に大学に入学する子どもの数が減っているので、
将来的に大学職員の需要はなくなってしまうと予想できますよね。
大学職員の仕事は「ルーティン業務」と「企画・運営業務」の2つに分類することができ、事務処理のようなルーティン業務は将来的にAIに置き換わるかもしれません。
しかし、大学の運営や営業などの業務は引き続き大学職員が行う必要があるため、
将来的になくなる職種にはならないと考えています。
AIにルーティン業務をしてもらい、イベントの企画や運営などの業務は大学職員がするようになるでしょう。
2. スキルをつければ他業種にも転職できる
大学職員であっても置かれた状況でスキルアップをするよう心がけることで、スキルを身につけることができます。
たとえば、受験生獲得のために高校や塾へ営業しますし、
学籍や履修状況のデータを扱う部署ではデータ分析力を養うと、
よりレベルの高い仕事ができます。
財務系の部署では会計の仕事ができるので、
一般企業の総合職と同じように様々な業務に携わる機会があるのです。
その機会を自身のスキルアップにつながるよう工夫してみましょう。
大企業の経理や営業に転職でき、大幅な年収アップが見込めるかもしれません。
3. 転職するときは大学のポテンシャルで考える
説明したとおり大学職員の給料は、
自分が勤めている大学のポテンシャル=給料の高さになります。
私も地方の私立大学から関東の国立大学に転職し、
年収が370万円から500万円に上がりました。
- 都心 or 地方
- 有名 or 無名
- 大規模 or 小規模
- 私立 or 国立
↑いま大学職員への転職を考えている方は、
この4つの指標を参考に選んでみるのが良いでしょう。
大学職員になるなら「ブラックな職場環境の大学」に転職しないように注意…!
これから働く人も、すでに働いている人も、
大学職員になるならブラックな職場にまちがえて転職しないよう注意してください。
ひとくちに「大学職員として働いています」といっても、
↓以下のように2種類の人がいるのが現実なんです。
- ブラックな職場で搾取されている大学職員(年収300万円…)
- 高年収ホワイトでワークライフバランス良く働ける大学職員(未経験でも年収450万円スタートなど)
ホワイトなイメージのある大学職員ですが、
残念ながらブラック企業に近い職場環境になっているところも少なくありません。
特に、年収面ではブラック大学とホワイト大学でかなり格差が大きいですね。
- 人気大学(何もしなくても毎年たくさんの学生が殺到する大学)
- 定員割れ大学(どれだけ広告を出しても学生が集まらない大学)
↑この2つでは、そこで働く職員の待遇に差が出るのはしかたがないことなのかもしれません。
大学といっても学生が負担する学費で運営されている組織ですからね。
当然、自分が働く職場として狙うべきは上の1. 人気大学の求人です。
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人気大学の求人だから無理…であきらめるのはもったいなすぎ
「人気大学」ときくと、ライバルが多くて自分には難しいかも…と尻込みしてしまう人もおられるかもしれませんが、もったいないです。
別に学生として入るわけではありませんから、
これまでの学歴や職歴に自信がない人であっても採用される可能性は普通にありますよ。
私自身が地方のFラン大出身で、
民間企業での経験ほぼゼロでややコミュ障な人間ですが、
いわゆる有名私立大で職員として普通に働いてます。
大学職員になれるならとりあえずどこでも…はNG!
「とりあえず大学職員になれるなら、実際に働く職場はどこでもいいや…」
↑気持ちはめっちゃわかるんですが、
こういう感じで求人を探すのって絶対にやめた方が良いです。
私も過去にやってしまった失敗なんですが、大学職員になることはできたとしても、
実際にはブラック企業で働いているのと同じ…みたいな状態になってしまう可能性が高いです。
私も最初に未経験採用された大学が完全にブラック職場で、地獄のような目にあいました。
(本当に人生になんのプラスもないムダな時間でした…)
ブラック職場で働く大学職員って本当に生き地獄です。
学生対応やらオープンキャンパスなどのイベント準備やら、
どこからどこまでが給料の対象なのかよくわからない業務を山ほど押し付けられて、
疲弊している大学職員ってものすごく多いんです。
私も今はブラック大学から別の大学の職員に転職し、
なんとか年収も職場環境も改善することができたんですが、
「同じ大学職員でも、職場によって働く環境ってこんなに違うんだ…」と衝撃を受けましたね。
有名国立大の職員などは「そこで働けていること自体がステータス」だったりしますが、
(「東大で職員として働いてます」とか自己紹介できたらそれだけで婚活とか成功しそうですね…)
それでもお給料は多いに越したことはないですよ。
大学職員は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
これから大学職員を目指す人は、
どういう職場で働くか?にはしっかりこだわってください。
具体的には、転職活動のスタートの段階(求人を探す段階)で、
ブラックな大学職員の求人を選択肢から排除することが大切です。
↓大学職員の求人を探すなら、以下のような大学職員の求人がたくさん登録されている転職サイトで探すようにしましょう。
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大学職員の求人、というだけで飛びつくのは危険すぎる
大学職員の求人って人気なんで、
ほとんどの人は「大学職員の募集が出てる!」というだけで応募候補にして飛びついてしまいます。
↑普通に考えて、これめっちゃ危険ですよね…。
くりかえしになりますが、大学職員と言ってもブラックな求人はたくさんあります。
ブラックな求人に気づけるようになるためには、
いろんな大学職員の求人を見てみて、
自分の中で比較対象をたくさん持っておくことが大切だと思いますよ。
こういう意味でも、転職サイトはガシガシ活用した方が良いです。
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「これだ!」と思える大学の求人が出てきたらブックマークしておきましょう。
日常的にこうやって求人情報をチェックするクセをつけておくと、
大学職員という職種の「平均年収や福利厚生の相場観」が自然とみにつきますし、
優良求人が出てきたときに見落としがなくなります。
(めっちゃいい求人出てる!って気づいて転職サイト見てみたらすでに募集終了…みたいなことってあるあるですよね。これめちゃくちゃもったいないです)
また、こうやっていろんな求人を見ていると、
「自分の職歴や学歴でも応募できる大学職員の求人って、意外に世の中にたくさんある」って気付けるのも大きいです。
これを知っておくと「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができるんですね。
いい意味で逃げ道(選択肢)を確保できるという感じです。
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