大学職員の仕事は「仕事が楽で、しかも給料も良い」というイメージがありますよね。
実際に大学職員として働いている私の感想としては、「楽な部署もあれば、超激務な部署もある」というのが正直な実感です。
つまり、配属される部署によってはかなりしんどい働き方になってしまうケースもあるということですね。
↓大学職員が配属される部署には、以下のようなところがあります。
大学職員の配属部署
- 総務部
- 財務部
- 教務部
- 入試部
- 学生部
- 就職支援部
- 情報処理部
- 企画部
- 広報部
- 図書館事務部
名称は大学によっていろいろですが、どこもだいたい同じような仕事をしています。
以下では、大学職員の配属部署で激務になりやすいところをお教えします。
大学職員への転職を志望している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
入学関連の部署は激務になりやすい!
入試部・入学センター部などの名称になっている部署は、大学を受験してくれる高校生を相手にする部署です。
高校生相手なら楽かも?と思われるかもしれませんが、まったくそのようなことはありません。むしろ一番大変な部署かもしれないです。
数ある大学の中から高校生にアピールするためには、オープンキャンパス、学内イベント、交通広告、WEB広告などのあらゆる行事や媒体を活用し、大学を広報しなくてはいけません。
内向きではなく、高校生をターゲットとした外向きの仕事であるため、大学の営業部隊となります。
学生募集に直結する部署であり、簡単に言うと、学生定員数が営業ノルマになるということですね。
獲得した学生分が、そのまま大学の売上につながるため、責任が問われる部署となります。
オープンキャンパスや入試が実施される土日祝が出勤日になることがあるのもしんどいところです。
ノルマが厳しくなってくると休みも取れなくなりますし、残業も自然と多くなるため、激務の可能性が高い部署といえるでしょう。
情報管理系の部署も激務になりやすい
大学内には、大学のサーバー維持管理、システムやパソコンのトラブル対応などを行う情報系の部署が必ずあります。
「情報処理部」や「システム関連部」などの名称になっていることが多いですね。
例えば、何かのトラブルでホームページに不具合が起こってしまうと、休みで旅行に行ってようが、優先的に解決しなくてはいけません。
パソコンのサポート終了時期になると、大学全部のパソコンを更新する作業や各部署からの問い合わせに対応する必要があります。
大規模な更新などの際は、大学で寝泊りして作業をすることもあり、体調の維持管理が難しい部署といえます。
夏季休暇中に他部署が長期休暇をとる中、情報系の部署はフル稼働中といったことはよくあります。
人がいない時やパソコンを使っていないときにしか、作業ができないことがあるからです。
大学のブレイン部分を維持管理しないといけないため、どうしても激務になってしまうといえるでしょう。
総務系の部署は突発的な仕事が入りやすく激務なことも
総務系の部署(総務部などの名称)も激務になりやすい部署ですね。
この部署には、各省庁や地方自治体とのやりとりをする部署です。
大学の実態などを調査する依頼文書やその他国が直面している問題に対する調査(例:ブロック塀の事故が起こった事例から各大学にブロック塀の調査依頼があった)などがあり、その都度関係部署と連携を取り、調査に回答しなくてはいけません。
その他にも、どの部署が担当するかがグレーゾーンの仕事が無数にあり、最終的に総務系の部署が担当するといったことがよくあります。
総務系の部署は、どうしても最終的な受け皿になってしまう部署のため、「こんな仕事まで担当しないといけないのか」と思うほど、何かと仕事が増えてしまうということです。
このように、先の読めない仕事が多いため、なかなかスケジューリングが組めません。
突発的な仕事が重なり、一年を通じて激務になる可能性が高いといえます。
突発的な仕事の割合は、大学組織内でNo.1といえるでしょう。
>>ホワイト高年収な大学職員になりたい人が知っておくべきこと(ブラック職場に注意)
学生対応の部署は比較的楽な場合が多い
一方で、比較的業務が楽な部署についても紹介しておきましょう。
大学職員で比較的業務が落ち着いているのは、学生対応がメインの部署です。
「学生課」「生活指導部」などの名称がついている部署が該当しますね。
窓口に来る学生から、履修相談や落とし物、クラブ活動や就活相談などの窓口となる部署のため、学生に1番違い部署です。
夏休みなどの長期休暇もあるため、一年中、学生が取っ替え引っ替え来ることはありません。
どちらかというと、管轄する窓口業務の内容によりますが、学生が多く来る時期は一定期間に集中します。
ただし、多忙な時期さえ乗り切れれば、後はゆっくり穏やかに仕事ができる可能性が高いでしょう。
大学職員の仕事は「どの部署に配属されるか」によって仕事内容がかなり変わりますので、採用担当者や人事に希望部署を伝えるときには注意しておいてください。
大学職員になるなら「ブラックな職場環境の大学」に転職しないように注意…!
これから働く人も、すでに働いている人も、
大学職員になるならブラックな職場にまちがえて転職しないよう注意してください。
ひとくちに「大学職員として働いています」といっても、
↓以下のように2種類の人がいるのが現実なんです。
- ブラックな職場で搾取されている大学職員(年収300万円…)
- 高年収ホワイトでワークライフバランス良く働ける大学職員(未経験でも年収450万円スタートなど)
ホワイトなイメージのある大学職員ですが、
残念ながらブラック企業に近い職場環境になっているところも少なくありません。
特に、年収面ではブラック大学とホワイト大学でかなり格差が大きいですね。
- 人気大学(何もしなくても毎年たくさんの学生が殺到する大学)
- 定員割れ大学(どれだけ広告を出しても学生が集まらない大学)
↑この2つでは、そこで働く職員の待遇に差が出るのはしかたがないことなのかもしれません。
大学といっても学生が負担する学費で運営されている組織ですからね。
当然、自分が働く職場として狙うべきは上の1. 人気大学の求人です。
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人気大学の求人だから無理…であきらめるのはもったいなすぎ
「人気大学」ときくと、ライバルが多くて自分には難しいかも…と尻込みしてしまう人もおられるかもしれませんが、もったいないです。
別に学生として入るわけではありませんから、
これまでの学歴や職歴に自信がない人であっても採用される可能性は普通にありますよ。
私自身が地方のFラン大出身で、
民間企業での経験ほぼゼロでややコミュ障な人間ですが、
いわゆる有名私立大で職員として普通に働いてます。
大学職員になれるならとりあえずどこでも…はNG!
「とりあえず大学職員になれるなら、実際に働く職場はどこでもいいや…」
↑気持ちはめっちゃわかるんですが、
こういう感じで求人を探すのって絶対にやめた方が良いです。
私も過去にやってしまった失敗なんですが、大学職員になることはできたとしても、
実際にはブラック企業で働いているのと同じ…みたいな状態になってしまう可能性が高いです。
私も最初に未経験採用された大学が完全にブラック職場で、地獄のような目にあいました。
(本当に人生になんのプラスもないムダな時間でした…)
ブラック職場で働く大学職員って本当に生き地獄です。
学生対応やらオープンキャンパスなどのイベント準備やら、
どこからどこまでが給料の対象なのかよくわからない業務を山ほど押し付けられて、
疲弊している大学職員ってものすごく多いんです。
私も今はブラック大学から別の大学の職員に転職し、
なんとか年収も職場環境も改善することができたんですが、
「同じ大学職員でも、職場によって働く環境ってこんなに違うんだ…」と衝撃を受けましたね。
有名国立大の職員などは「そこで働けていること自体がステータス」だったりしますが、
(「東大で職員として働いてます」とか自己紹介できたらそれだけで婚活とか成功しそうですね…)
それでもお給料は多いに越したことはないですよ。
大学職員は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
これから大学職員を目指す人は、
どういう職場で働くか?にはしっかりこだわってください。
具体的には、転職活動のスタートの段階(求人を探す段階)で、
ブラックな大学職員の求人を選択肢から排除することが大切です。
↓大学職員の求人を探すなら、以下のような大学職員の求人がたくさん登録されている転職サイトで探すようにしましょう。
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大学職員の求人、というだけで飛びつくのは危険すぎる
大学職員の求人って人気なんで、
ほとんどの人は「大学職員の募集が出てる!」というだけで応募候補にして飛びついてしまいます。
↑普通に考えて、これめっちゃ危険ですよね…。
くりかえしになりますが、大学職員と言ってもブラックな求人はたくさんあります。
ブラックな求人に気づけるようになるためには、
いろんな大学職員の求人を見てみて、
自分の中で比較対象をたくさん持っておくことが大切だと思いますよ。
こういう意味でも、転職サイトはガシガシ活用した方が良いです。
転職サイトに無料登録して、希望条件(年収や勤務地・大学規模など)を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびにスマホに自動通知してもらえます。
「これだ!」と思える大学の求人が出てきたらブックマークしておきましょう。
日常的にこうやって求人情報をチェックするクセをつけておくと、
大学職員という職種の「平均年収や福利厚生の相場観」が自然とみにつきますし、
優良求人が出てきたときに見落としがなくなります。
(めっちゃいい求人出てる!って気づいて転職サイト見てみたらすでに募集終了…みたいなことってあるあるですよね。これめちゃくちゃもったいないです)
また、こうやっていろんな求人を見ていると、
「自分の職歴や学歴でも応募できる大学職員の求人って、意外に世の中にたくさんある」って気付けるのも大きいです。
これを知っておくと「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができるんですね。
いい意味で逃げ道(選択肢)を確保できるという感じです。
転職サイトは無料で、情報リサーチに便利なので活用しましょう。
特に、大学職員の求人を探している人は、
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