- 大学職員の仕事はつまらない?
- ホワイトな職場なのに、どうして辞める人が多いの?
- 大学職員で働くキャリア上のメリットってどんなこと?
世間からのイメージはもちろん、福利厚生もきちんとしている大学職員ですが、
なかには「つまらない」からやめておけ、という人もいます。
ホワイトな職場なら働きやすく、居心地もよさそうなのに不思議ですよね。
ではなぜ、大学職員は「つまらない」と否定的な見方をされるのでしょうか。
この記事では、
15年以上派遣職員・契約職員として大学で勤務してきた筆者が、
大学職員がつまらないといわれる理由や辞める理由などを解説します。
大学職員について興味がある人は、参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
ホワイトなはずの大学職員の仕事を「つまらない」と感じて辞めていく人の特徴
大学職員の仕事は、客観的に見ると「ホワイトな事務職」といえます。
- 事務職の割に高めな年収
- 年間休日の多さ
- ノルマがなしで働ける落ち着いた環境
↑などなど、民間企業の激務を経験した人なら「天国」みたいに感じる人が多いのも事実です。
しかし、実際には「大学職員の仕事そのものがつまらない」
と感じて退職していく人が一定数いるのも事実です。
ホワイトなのに、なぜ「つまらない・辞めたい」と感じてしまう人が多いのか、
私自身の勤務経験から、その理由を説明していきます。
1. 単純作業が多い
大学職員の仕事は創造的というより、決まった単純作業がほとんどです。
たとえば学部(教務)事務の場合は、以下のようになります。
- 学生が登録した授業の登録作業
- 教員の授業の割り振り
- 専用のシステムがある大学の場合、そのシステムにデータを打ち込む
就職課の場合は、内定連絡のない学生にひたすら電話で確認作業をする、などの業務もあります。
基本的に「ひたすら同じことを学生の数だけこなす」という業務が、どうしても多くなります。
在籍している学生数が多ければ多いほど、学生数分だけ繰り返す作業が多くなり、
単純作業が増えていきます。
2. 毎年同じことを繰り返す業務が多い
過去の事例を見てスケジュールが間に合うように準備をし、
つつがなく終了するように進めていくことが大学職員の大切な仕事です。
大学は、
- 入学式
- 卒業式
- オリエンテーション
- 定期試験
- 成績判定
など、毎年同じ時期に同じ行事があり、準備が必要となります。
3. 年に1~2回しかない業務も多い
1年に1回や半年に1回の行事が多いので、1年前のことなどたいてい忘れています。
そのため、過去の資料を見て、どうしても同じようにするしかなくなってしまうんですね。
例えば、
- 新入生オリエンテーションは予定表を作成し、人の割り振りを確認する
- 配布物を準備し、発表スライドを準備する
など「学生に迷惑をかけない」ことが重要視されるため、
いかに問題なくスケジュール通り行事を進めるかが重要となります。
昨年度を省みて次年度はこうしよう、と思っていても、担当者が変わっていることが頻繁にあります。
変えようにも担当者が新しくて状況がわからず、
結局何の変化もないまま進んでしまう、なんてことも多いのが現状です。
常に新しいことを求める人には、物足りなく感じても仕方がないかもしれませんね。
4. 自分自身の成果が見えにくく、やりがいを感じられない
大学は年功序列のため、年を取れば普通に出世し、お給料もアップします。
企業とは違い、売り上げなどわかりやすい成果を求められる仕事ではありません。
特に〇〇の業績を上げたということもなく、38~40歳過ぎになると順調に課長に昇進できます。
50歳過ぎで「次長⇒部長」になる人が多いように見受けられます。
出世競争が激しい世界ではなく「後輩のあいつに先を越された」と、
憤っている雰囲気もあまりありません(表面に出さないだけかもしれませんが)。
理由としては、
- 出世に興味のない人
- 働いてそれなりのお給料をもらえればいい人
- 安定を求める人
が多いからだと考えられます。
あえて役職を望まない人も、結構いるんですよ。
反対に、自分の成果や実績に見合ったお給料を求める人は、
そんな雰囲気にやりがいを感じられなくなってしまうのかもしれません。
5. 部署の異動が多い
専任(常勤)職員の場合、だいたい3年、短い人は約2年で異動します。
学生対応のある現場での経験が長い人は、似たような部署での異動が多い傾向にあります。
一度法人系の部署に異動になると、現場に戻ることはあまりないようです。
異動したい人が多い人気部署や、この部署に行ったから出世できる、
というような部署は人によるので、特にありません。
英語が堪能な人は、英語を使用する国際系での異動が多くなります。
6. 環境の変化に弱い人にはしんどい
短期間での異動が多いため、新しい部署が合わずにストレスフルで、
メンタル的にしんどくなり休職している人も多く見かけます。
考えられる理由は、次のようになります。
- 異動先の人間関係になじめない
- 慣れない教員対応が過剰なストレスになる
- 真面目過ぎて仕事を頑張りすぎてしまう
などです。
もともと一般企業での就業がつらくて大学に転職してきた、という中途採用の人もいて、
安定している職場ゆえに、変化にストレスを感じやすい人が多いのかもしれません。
もちろん産業医も常駐しており、働く上での相談窓口はしっかりしています。
そちらに相談の上、一定期間休業して別の部署に復活する人も多くいます。
私の働いているところでは職員間のパワハラ的なことは聞いたことがありませんが、
これは大学にもよるでしょう。
>>ホワイト高年収な大学職員になりたい人が知っておくべきこと(ブラック職場に注意)
大学職員として働くキャリア上のメリット
大学職員が合わないと感じる理由をご説明しましたが、次はメリットについてご紹介します。
1. 売り上げや業績にとらわれなくていい
売り上げや利益を追求するわけではないので、ノルマ的なものは特にありません。
業績を上げることに焦りやストレスを感じる人には、余裕をもって働ける職場といえます。
2. ルーチンワークをこなせばいい
部署によって違いはありますが「学年歴」と呼ばれる、
大学のカレンダーにそって、スケジュール通りに通りに仕事を進めます。
スケジュール通りにならないと学生に迷惑がかかるので、
なんとしてもスケジュール通りに遂行するようにします。
今のところ、スケジュール通りにならなかった事例はありません。
そうならないように、チームで準備をきちんとするのが大学職員の責務となっています。
大学職員の年間業務スケジュールの例
学部(教務)事務でのスケジュール一例をあげると、以下のようになります。
- 4月:入学式、新入生オリエンテーション、春学期授業登録
- 6~7月:定期試験準備、成績判定
- 8月:追試験
- 9月:秋学期授業登録
学年歴が根幹にあるのは同じですが、
- 入試部
- 広報部
- 財務部
など、窓口対応がない部署もあり、それぞれの業務スケジュールは部署によって異なります。
3. 夏休み、冬休みが長い
夏休みはお盆前後で2週間、冬休みはクリスマス以降から2週間あるのが普通です。
大手の大学は特に福利厚生がしっかりしており、有給休暇のほかに特別休暇が取得でき
出産後も働き続けている女性がとても多いです。
4. 残業はあまりない
業務量は部署によるので一概にいえませんが
繁忙期でない限り残業はあまりないと思って大丈夫です。
ただし、業務が集中する時期は残業が発生することもありますね。
学生対応のある部署だと、だいたい、
- 学期始まりの4月~5月
- 夏休み明けの9月下旬~10月
が、繁忙期になります。
学生も休み明けで大学に来始める時期なので、どうしても窓口対応に手が取られ、
デスクワークが後回しになり、残業をせざるをえなくなるからです。
学生は授業について、大学生活について、ありとあらゆることを窓口に相談に来るため、そこで30分、長ければ1時間ぐらい対応することもあります。
対応は1日1人ではなく、多いと何十人も来ることがあるので、
課員総出で対応しても、お手洗いに行く時間も取れないこともしばしばです。
相談内容によっては、
- 他部署との調整
- 教員への連絡
- 授業システムへの入力
などが生じるため、事後処理にも時間がかかります。
反対に、
- 6月
- 11月~12月
- 8月
- 2月~3月初旬
この期間は落ち着いて仕事ができ、たいていは定時で帰宅できます。
>>ホワイト高年収な大学職員になりたい人が知っておくべきこと(ブラック職場に注意)
大学職員のモチベーションとは
大学職員について色々書いてきましたが、大学職員の目的は「学生の教育と成長」です。
学生がどのように大学4年間で学び、成長し、夢を見つけ、
さらにつかみ取って、新しい社会に飛び立っていくのを見守ることです。
そしてそのために、
- どんな支援ができるか
- 状況をより良くしてあげられるか
そう考えることが、大学職員のモチベーションにつながるのです。
「学生が社会に出るまでの大切な4年間を支えている」ということが
安定よりも給与よりも大切で、大学職員の醍醐味なのではないでしょうか。
大学職員になるなら「ブラックな職場環境の大学」に転職しないように注意…!
これから働く人も、すでに働いている人も、
大学職員になるならブラックな職場にまちがえて転職しないよう注意してください。
ひとくちに「大学職員として働いています」といっても、
↓以下のように2種類の人がいるのが現実なんです。
- ブラックな職場で搾取されている大学職員(年収300万円…)
- 高年収ホワイトでワークライフバランス良く働ける大学職員(未経験でも年収450万円スタートなど)
ホワイトなイメージのある大学職員ですが、
残念ながらブラック企業に近い職場環境になっているところも少なくありません。
特に、年収面ではブラック大学とホワイト大学でかなり格差が大きいですね。
- 人気大学(何もしなくても毎年たくさんの学生が殺到する大学)
- 定員割れ大学(どれだけ広告を出しても学生が集まらない大学)
↑この2つでは、そこで働く職員の待遇に差が出るのはしかたがないことなのかもしれません。
大学といっても学生が負担する学費で運営されている組織ですからね。
当然、自分が働く職場として狙うべきは上の1. 人気大学の求人です。
>>実際の大学職員の求人を見てみる(無料アカウント登録で求人検索できます)
人気大学の求人だから無理…であきらめるのはもったいなすぎ
「人気大学」ときくと、ライバルが多くて自分には難しいかも…と尻込みしてしまう人もおられるかもしれませんが、もったいないです。
別に学生として入るわけではありませんから、
これまでの学歴や職歴に自信がない人であっても採用される可能性は普通にありますよ。
私自身が地方のFラン大出身で、
民間企業での経験ほぼゼロでややコミュ障な人間ですが、
いわゆる有名私立大で職員として普通に働いてます。
大学職員になれるならとりあえずどこでも…はNG!
「とりあえず大学職員になれるなら、実際に働く職場はどこでもいいや…」
↑気持ちはめっちゃわかるんですが、
こういう感じで求人を探すのって絶対にやめた方が良いです。
私も過去にやってしまった失敗なんですが、大学職員になることはできたとしても、
実際にはブラック企業で働いているのと同じ…みたいな状態になってしまう可能性が高いです。
私も最初に未経験採用された大学が完全にブラック職場で、地獄のような目にあいました。
(本当に人生になんのプラスもないムダな時間でした…)
ブラック職場で働く大学職員って本当に生き地獄です。
学生対応やらオープンキャンパスなどのイベント準備やら、
どこからどこまでが給料の対象なのかよくわからない業務を山ほど押し付けられて、
疲弊している大学職員ってものすごく多いんです。
私も今はブラック大学から別の大学の職員に転職し、
なんとか年収も職場環境も改善することができたんですが、
「同じ大学職員でも、職場によって働く環境ってこんなに違うんだ…」と衝撃を受けましたね。
有名国立大の職員などは「そこで働けていること自体がステータス」だったりしますが、
(「東大で職員として働いてます」とか自己紹介できたらそれだけで婚活とか成功しそうですね…)
それでもお給料は多いに越したことはないですよ。
大学職員は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
これから大学職員を目指す人は、
どういう職場で働くか?にはしっかりこだわってください。
具体的には、転職活動のスタートの段階(求人を探す段階)で、
ブラックな大学職員の求人を選択肢から排除することが大切です。
↓大学職員の求人を探すなら、以下のような大学職員の求人がたくさん登録されている転職サイトで探すようにしましょう。
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大学職員の求人、というだけで飛びつくのは危険すぎる
大学職員の求人って人気なんで、
ほとんどの人は「大学職員の募集が出てる!」というだけで応募候補にして飛びついてしまいます。
↑普通に考えて、これめっちゃ危険ですよね…。
くりかえしになりますが、大学職員と言ってもブラックな求人はたくさんあります。
ブラックな求人に気づけるようになるためには、
いろんな大学職員の求人を見てみて、
自分の中で比較対象をたくさん持っておくことが大切だと思いますよ。
こういう意味でも、転職サイトはガシガシ活用した方が良いです。
転職サイトに無料登録して、希望条件(年収や勤務地・大学規模など)を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびにスマホに自動通知してもらえます。
「これだ!」と思える大学の求人が出てきたらブックマークしておきましょう。
日常的にこうやって求人情報をチェックするクセをつけておくと、
大学職員という職種の「平均年収や福利厚生の相場観」が自然とみにつきますし、
優良求人が出てきたときに見落としがなくなります。
(めっちゃいい求人出てる!って気づいて転職サイト見てみたらすでに募集終了…みたいなことってあるあるですよね。これめちゃくちゃもったいないです)
また、こうやっていろんな求人を見ていると、
「自分の職歴や学歴でも応募できる大学職員の求人って、意外に世の中にたくさんある」って気付けるのも大きいです。
これを知っておくと「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができるんですね。
いい意味で逃げ道(選択肢)を確保できるという感じです。
転職サイトは無料で、情報リサーチに便利なので活用しましょう。
特に、大学職員の求人を探している人は、
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